モンテディオ山形は0-0でカマタマーレ讃岐と引き分け、ホーム開幕戦白星を逃した。3バック変更の相手システムに対応しきれず、ゴール前で細かいミスを連発。シュート総数はわずか5本にとどまり、決定力を欠いた。ホーム初戦を白星で飾ることはできなかったが、守備ではGK児玉剛(29)が好セーブを見せるなど、今季初の無失点試合で、01年シーズン以来2度目になる開幕4戦負けなしのチームタイ記録をマークした。

 試合終了の笛に、入場9828人の「モンテ・ブルー」に染まったホームNDソフトスタジアム山形が一瞬、静まり返った。攻めて終わった選手たちに笑顔はなかった。ホーム初采配を白星で飾れなかった木山隆之監督(45)は「勝ち点3を取りたかった。でも、失点する危険は今までの試合で一番多かったかもしれない。(失点)0でいけたのは良かった」と振り返った。