サッカーのJ2岐阜は31日、酒気帯び運転で物損事故を起こしたとしてDF田代雅也選手(23)を同日付で契約解除したと発表した。

 チームによると、私用で会いに行った友人と27日未明まで石川県小松市内で飲食した後、乗用車を運転して街路樹に衝突した。同乗者はおらず、けが人はいなかった。田代選手は法政大から2016年に入団し、昨季はリーグ戦に28試合出場して1得点。今季はここまで出場がなかった。

 また、社内責任者の処分を決め、宮田博之社長(69)に減給10%(1カ月)、高本詞史チーム統括部長(49)に減給5%(1カ月)を科した。さらに飲酒運転再発防止委員会の立ち上げや交通安全講習会の実施を決めた。宮田社長はチームを通じ「極めて危険な行為であると認識しており、決して許されるものではない。このようなことがないように選手、スタッフ等への教育を再徹底していきたい」などとコメントした。