2日のヴァンフォーレ甲府戦(中銀スタ)で負傷交代した北海道コンサドーレ札幌のMF深井一希(22)が5日、札幌市内の病院で、左膝前十字靱帯(じんたい)などの手術を受けた。3日に精密検査を行い、前十字靱帯断裂、内側と外側の半月板損傷と診断されていた。一般的には、完治に8~10カ月はかかる見込みで、今季中の復帰は絶望的となった。

 深井は甲府戦の前半13分に左膝をひねり、担架に乗せられてベンチへ下がった。昨年10月に右膝半月板の手術を受けたばかりで、過去にも両膝の前十字靱帯を断裂している。相次ぐ大けがを乗り越えて迎えた今季は、本格導入した3ボランチの肝となるアンカーとして、開幕からリーグ戦全5試合に先発出場していた。

 チームでは、昨季終盤にDF増川が左膝前十字靱帯を部分断裂。今年2月にはMF稲本が、最近ではFWヘイスが、膝の手術を受けている。四方田修平監督(44)は「深井に限らず、長期離脱者が出るのは痛い。彼ら自身もつらいと思うので、早く復帰出来るようにと思う」と、話した。