サンフレッチェ広島が、敵地で今季初白星を飾った。

 0-0の後半7分、MFフェリペ・シウバ(26)のシュートがクロスバーにはね返された。だが、そのボールに元日本代表FW工藤壮人(26)が反応。頭で押し込み、決勝点を決めた。

 ようやく初勝利をつかんだ森保一監督(48)は「ゴールに向かう仕事を忘れず、恐れず、相手が嫌がることをやってくれた」と攻撃陣をたたえたが、チームを引き締めることも忘れていない。「この1勝で、今の厳しい立ち位置が変わるわけではない。一喜一憂することなく、次に向けてしっかりと準備したい」。気を引き締めて次節横浜戦(16日、エディオンスタジアム広島)に向かう。