京都サンガFCの布部陽功監督(43)は、3月4日の徳島ヴォルティス戦で今季初勝利を挙げて以降、1分け5敗の苦境となった。

 総括 まずは、サポーターの方々に、申し訳ないゲームをしたということで。責任は僕にあるんで…本当に選手は最後まで頑張ってくれました。前半は風下ということもあるので、我慢をして、粘り強く戦っていこうと。選手は、我慢してプレーしていたんですけども、ミスがありながらも前半は耐えた。ハーフタイムは「このままやっていこう。必ずチャンスが来る。サイドからチャンスが作れるから」と送り出しました。1つのミスを突かれて失点し、気持ちが落ちたかな、と見えた。次のPKで失点して…。選手を変えて、システムを変えてパワープレーにいったけれど、うまくいかず課題の残るゲームでした。

 今後の修正を、どうするかと聞かれると「練習しか、ないと思います。技術的なミス。判断もそう。選手にも伝えたが、毎日の練習から意識を高く持つことが大事」と、自らに言い聞かせるように話した。

 この日、初先発させたU-20(20歳以下)日本代表FW岩崎悠人(18)については「彼の実力です。ここ最近の彼のパフォーマンス(を見て決めた)。途中から出ても流れを変えたり、チャンスを作ってくれた。先発のタイミングは、今日だったと思っています」と答えた。【村上幸将】