開幕6連敗を喫し自身の進退について言及した大宮アルディージャの渋谷洋樹監督(50)が、ヴィッセル神戸に敗れて一夜明けた9日、さいたま市内の練習場で発言の真意を明かした。

 渋谷監督は8日の神戸戦後の記者会見で「本来なら、クラブがいろんな決断をすることが大切かもしれない。私自身、いろんなことを考えないといけないと思っている」と自らの責任に触れていた。

 辞任示唆とも取れる発言だったが「逃げるのではない。6連敗もすれば(進退の)話が出るのは勝負の世界では当たり前」と強調。「過去の結果や、大宮に長く在籍していることに甘んじるのではなく、僕自身もそれぐらい責任と気概を持っていることを知ってほしいと思った」と説明した。指揮官は既に20日のルヴァン杯・柏戦、16日のリーグ・清水戦に目を向け「選手たちは、次やるぞ、という目をしている。どん底のどん底を、どう打破して解決するか頑張っていく」と前を向いた。