ジュビロ磐田が今後の鍵を握る一戦に臨む。今日16日のホーム・サガン鳥栖戦に向けて15日、磐田市内の大久保グラウンドで最終調整。チームは昨年6月25日仙台戦以来となるヤマハスタジアムでの勝利を目指すが、連敗阻止を懸けた戦いにもなる。勝てば3勝1分け3敗。負ければ2勝1分け4敗の状況で、名波浩監督(44)は言葉に力を込めた。

 「内容は悪くない中で、結果は勝てていない。負の連鎖を断ち切りたい」

 対する鳥栖のエースFW豊田陽平(32)は、磐田戦で6戦6発。相棒のFWビクトル・イバルボ(26)もコロンビア代表で14年のW杯ブラジル大会出場の実績を持つ。この強力2トップを封じながら攻め込むために磐田は、今季初めて3バックを採用する見込みで、ゲーム主将のDF大井健太郎(32)は言った。「チャレンジ&カバーを明確にしてやりたい。上位にいくために、序盤戦でも負けられない試合がある」。295日ぶりのヤマハ白星から、浮上の流れを呼び込む決意だ。【前田和哉】