開幕から未勝利の大宮アルディージャが19日、さいたま市内で21日のアウェーガンバ大阪戦に向け調整を行った。16日に清水エスパルスと引き分け、開幕からの連敗は6で止まったが、FWムルジャ、ペチュニクら助っ人が負傷離脱し、日本人選手だけでの戦いを強いられることになった。

 この日の戦術練習では、U-19日本代表候補のMF黒川淳史(19)が主力組でプレー。リーグで初先発する可能性が出てきた。持久力は、チームではMF岩上祐三(27)と並びトップクラス。裏への抜けだしが武器で、渋谷洋樹監督(50)も走力の部分で期待を寄せる。黒川は「清水戦で勝ち点1をとれたので、何とかチームの力になりたい。体力にはめっちゃ自信がある。ランニングを繰り返すことで相手の驚異になれれば」と話した。G大阪のDF初瀬とは同年代で、マッチアップする可能性もある。「同年代には負けられない」と負けん気をのぞかせた。