浦和レッズが北海道コンサドーレ札幌に勝利し、首位をキープした。

 前半から浦和レッズが攻勢に出た。最初のシュートは6分。中央の崩しから、左サイドから中に入ったMF宇賀神友弥(29)が正面からミドルシュート。だがGKの正面をついた。続く14分には敵陣内でボールを奪ってチャンスを迎えたが、MF関根貴大(22)のシュートはセーブにあった。16分にはMF柏木陽介(29)の絶妙なロングパスに反応したFW興梠慎三(30)がGKと1対1になったが、ループシュートはわずかにゴール上へ外れた。

 先制点は20分。柏木の右CKを競ったFWラファエル・シルバ(25)がこぼれ球を自ら右足でゴール右へ蹴りこんだ。

 34分に札幌MF兵頭慎剛に決められて同点とされたが、40分に再逆転に成功する。MF宇賀神の左クロスに合わせたFW興梠のヘッドがGKに弾かれたところを、詰めたMF関根が右足で豪快に右上へ突き刺した。2-1とし、前半を折り返した。

 後半に入っても浦和が主導権を握った。12分には柏木が正面から直接FKを狙うも、相手に当たって枠は捉えられず。続く15分にはラファエル・シルバがペナルティーエリア内でGKに倒されたかに見えたが、反則はとられなかった。22分には柏木のスルーパスに抜け出した興梠がフリーで左足シュートも、クロスバーに直撃した。

 なかなか突き放せずにいたが、28分に興梠が待望の追加点を挙げた。ラファエル・シルバのスルーパスに抜け出し、DFにはさまれながら左足でシュート。GKに止められて詰めようとしたところを倒され、PKを得た。自ら冷静に左隅に決めた。

 その後、43分にDF福森に直接FKを決められて1点差とされたが、そのまま逃げ切って勝ち点3を手にした。