ジュビロ磐田が、序盤から攻守に圧倒した。

 前半15分、MF中村俊が右サイドを駆け上がったDF桜内にパス。ゴール前で右クロスをFW川又が頭で合わせて先制した。同20分にはGKカミンスキーが負傷交代するアクシデントもあったが、直後の同21分に中村俊が相手クリアボールを豪快にペナルティーエリア外から左足で蹴りこみ、2点をリードした。

 鹿島アントラーズは高卒ルーキー安部が、左MFでJ1初先発した。同4分にはFW金崎のパスを受けて右足でシュート。同9分には金崎の縦パスに抜け出すも、相手DFのタックルに倒され、得点には至らなかった。

 鹿島は後半開始から安部とMF小笠原に代え、FWペドロ・ジュニオールとMFレオ・シルバを投入した。同14分にはペドロ・ジュニオールがMF遠藤のスルーパスに抜け出してGKと1対1となるも、右足シュートはゴールわずか左へ。同18分にも金崎のグラウンダークロスを右足で合わせたが、相手GKに阻まれた。同19分にも左足でシュートも相手DFに当たり、決定力を欠いた。

 磐田は同34分にMF川辺が右足で豪快にネットを揺らして3点目を加えた。鹿島からのリーグ戦勝利は、12年5月12日に3-0で勝利して以来、6戦ぶり。リーグ戦今季初の連勝を飾った。