既に1次リーグ敗退が決定している清水エスパルスはアウェーで大宮アルディージャに0-4で完敗し、ルヴァン杯は5戦全敗となった。前節リーグ戦の浦和戦(20日・3-3)から先発全員を変えて臨んだが、公式戦10戦勝ちなしとなった。

 スタジアムに足を運んだサポーターは、消化試合ならぬ「“勝”化試合」と横断幕を掲げて選手を鼓舞した。しかし前半4分に苦手とするCKで、マークを外され失点。同14分にも、再びCKからこぼれ球を押し込まれた。清水のシュートは約1カ月ぶりに先発したFW長谷川悠(29)が同38分に放ったミドルシュート1本のみと苦しい展開だった。

 ハーフタイム、小林伸二監督(56)は「まず1点を返そう」と選手に伝えた。後半12分からFWデューク(26)が投入され、攻撃が活性化。同18分には右CKからデュークが強烈なシュートを放つが、相手GKに好セーブされた。度々チャンスは作ったがゴール前での精度を欠くと、後半も2失点を許した。ユース所属の2選手が途中出場したものの、流れは変わらず。小林監督は「勝ち点を取ることが大事」と話していたが、1得点も返せず大敗した。