2位川崎フロンターレはヴィッセル神戸とスコアレスドローに終わり、悲願のリーグ優勝が遠のいた。敵地ノエスタの劣悪なピッチに苦しみ、主将のFW小林は「パスのリズムが出なかった。その中でどう勝つか、まだまだ課題」と悔しがった。リーグ戦は6試合連続で複数得点を挙げていたが、ノエスタでは15年から3年連続で無得点。守備陣は相手エースのポドルスキを封じて無失点と奮闘しただけに、MF中村は「後ろが頑張ってくれていた。前が点を取らないといけない」と声を絞り出した。

 後半11分には日本代表候補のMF大島が左太ももを負傷して退場。鬼木監督は「肉離れだと思う」と話し、長期離脱は必至。小林は「全員で頑張って、しっかり勝ち点3をとることに専念したい」と前を向いた。