ヴィッセル神戸の下部組織出身1年目MF安井拓也(18)がリーグ戦デビューを果たした。1点を追いかける後半9分、FW田中順に代わってピッチに立った。交代枠1人目で出場。DFの間で受けて前線へパスを出すなど持ち味を発揮した。だが、同点弾を挙げることはできず「特に何もしていないので、悔しさしかない。負けている状況で出してもらって結果も残せなかった」と肩を落とした。

 吉田孝行監督(40)からはピッチに入る際「思い切りやれ」と声を掛けられたという。初めてのJ1の舞台に立ち、安井は「緊張することなく、自然な感じでできた。落ち着いて舞い上がることもなかったのは良かったところ。ワンタッチ、ツータッチでパスを出すのが僕のプレースタイルなので、精度を上げていけたら」。

 チームは元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)の右足シュートで先制したが、その後勝ち越しを許し、6試合ぶりに敗れた。