清水エスパルスの新加入DFバンデルソン(27)が16日、チームに完全合流した。静岡市内で行われた2部練習に参加し、フィジカルトレーニングなどフルメニューを消化。練習後にはFW鄭大世(34)らと談笑するなど、積極的にコミュニケーションをとった。コンディションも「悪くない」と、時差ぼけの影響も感じさせない軽快な動きで合流初日の練習をこなした。

バンデルソンにとっては今回が初の海外移籍。これまでは母国ブラジルリーグのみでプレーしていたため全てが初経験だが、心強い味方もいる。清水には同じブラジル人のFWドウグラス(31)とDFエウシーニョ(29)が在籍。ともにJリーグでの優勝経験があり、日本での生活にもなじんでいる。「2人がいてくれるのでやりやすい。いろいろ教えてもらいたい」。日本での兄貴分を頼りながら、いち早いチームへの順応を目指している。

既にあいさつ程度の日本語も習得し「もっと日本の文化も知りたい」と前向きだ。家族も開幕前の2月中旬に来日予定で「みんな日本に来ることを楽しみにしている」。期待の新戦力が徐々にコンディションを上げていく。【神谷亮磨】