第6回の日本サッカー殿堂掲額式が10日、東京・文京区のサッカーミュージアムで行われた。今回の掲額者は高橋英辰氏(故人)大谷四郎氏(故人)丸山義行氏(77)松本育夫氏(67)の4人。出席した大谷氏の長男で俳優の大谷亮介氏は「こういう賞をいただき、父も喜ぶと思います」とあいさつした。

 「ロクさん」として親しまれた高橋氏は日本代表や日立などの監督を歴任、朝日新聞運動部記者でもあった大谷氏はサッカーの普及と発展に貢献した。丸山氏は70年メキシコ大会で日本人として初のW杯審判を務めるなど審判の第一人者として活躍。メキシコ五輪銅メダルの松本氏は指導者としても活躍し、79年ワールドユースなどを指揮して多くの人材を育成、川崎F、鳥栖でも監督として手腕を振るった。現在、鳥栖のGMを務める松本氏は「これからも、サッカーのために尽くしていきたい」と話していた。