<J1:G大阪0-0横浜>◇第30節◇24日◇万博

 G大阪の西野監督の采配が裏目に出た。自慢の攻撃陣が持ち味を出せずに逆転優勝への望みが薄れる痛恨の引き分け。前半に数少ない得点チャンスを作ったFWペドロ・ジュニオールを、後半10分には最初の交代枠でピッチから出した。代わりに出場したFW播戸は35分間でシュートゼロに終わった。

 さらには本職がセンターバックの高木を、2試合連続で左サイドバックで起用。不慣れな位置でサイドを上がれず、攻撃にリズムができなかった。

 西野監督は会見で「スイッチした選手(交代した選手)は躍動感を持ってやってくれた。今後もさらに(攻撃的)スタイルを追求したい」と苦しい弁明に終始した。