<J1:G大阪2-1川崎F>◇第24節◇25日◇等々力

 決勝点は審判の判定への気持ちを切り替えられぬまま奪われてしまった。「もう少しちゃんと見て欲しい」。試合後、選手たちからの不満の声が漏れた。後半40分、FW矢島卓郎(26)のシュートが相手DFの足に当たりゴールラインを割ったかに思われたが、判定はゴールキック。その直後にG大阪FWルーカス(31)にミドルシュートを決められた。G大阪の先制シーンもDF中沢聡太(27)のひじが、川崎FのGK相沢貴志(28)に頭に当たっていた。卓球ボールほどの大きさのこぶが出来た状態にもかかわらずファウルにはならなかった。後味の悪い敗戦に、同点弾を決めたFW黒津勝(28)は「水曜日にすぐナビスコ杯があるので気持ちを切り替えないと。タイトルのチャンスを失ってしまう」と言った。