<なでしこリーグ:日テレ4-0千葉>◇第3節◇29日◇岩手県営運動公園

 日テレのなでしこジャパンMF阪口夢穂(24)が、新潟からの移籍後初先発した。右臀部(でんぶ)痛で離脱していたが、復帰初戦から存在感を見せつけた。相手攻撃をはね返すだけでなく、こぼれ球を拾って前線に長短のパスを供給し、チャンスを演出し続けた。フル出場の阪口は「途中で苦しくなって時計を見たら後半30分でした。つらくて死ぬかと思いました」と笑わせたが、「細かいパスをつなぐのが、ベレーザの良さでありアカンとこでもある。どっちもやったほうが相手も嫌がるから、そこは私が」とチームに幅を広げる役割を自覚していた。