なでしこリーグを運営する日本女子サッカーリーグの田口禎則専務理事(49)が9月30日、専務理事職の辞任を発表した。

 千葉の上村総監督のセクハラ事件など不祥事が連続しただけでなく、後進の育成が滞るなどの事務局の運営責任を取った形だ。

 既に24日の理事会で全会一致の辞任勧告を受けており、事実上の解任となる。一時は不祥事防止策などを定め、事態が落ち着いてから責任を取る意向を示していたが、周囲の強い辞任への意見を無視できなかった。「私のマネジメント能力が欠けているという判断。私が不安を持たれているということなので、専務理事職を辞するのがいいのではないかと。残念ですが、今日、理事長に辞表を提出しました」と説明した。田口氏の理事としての肩書は残り、後任の専務理事は理事会で決まる。