<プレナスなでしこリーグ・エキサイティングシリーズ:浦和0-1新潟>◇第10節◇24日◇浦和駒場

 浦和が5年ぶり3度目の優勝を果たした。前半から主導権をにぎり、11分にMF柴田華絵(22)が右足シュート。21分にはFW大滝麻未(25)が左足でシュートを放ったが、いずれもGK正面。決定機を決められずにいると、後半26分に失点し、そのまま敗戦した。

 それでも、2位日テレが岡山湯郷戦を1-0で終えると、勝ち点こそ24で並んだが得失点差で上回り優勝が決まった。選手たちは喜びを爆発させ、「We

 are

 Reds!」と叫びながら優勝杯を高々と掲げた。

 昨季は残留争いを繰り広げ、今季はレギュラーシリーズ最終節で敗れ、シリーズ優勝を逃した。昨季途中に就任し、苦汁をなめ続けてきたチームを頂点に押し上げた吉田靖監督(54)は「上位には入ると思ったが、予想以上。選手たちがよく成長してくれた」とねぎらい、胴上げで3度宙を舞った。

 主将のMF後藤三知(24)は「試合に勝つことができなくて悔しいけど、なんとか優勝できた。これまでの積み重ねた結果の優勝。感謝したい。まだまだ上を目指して、強くて魅力ある浦和にしたい」と話した。