<J1:新潟0-2鳥栖>◇第30節◇27日◇東北電ス

 激しい残留争いの渦中にいる新潟が、ホームで痛恨の黒星を喫した。前半3分と同38分にあっさりと失点すると、後半に新人FW鈴木武蔵(18)、MF酒井宣福(19)、元日本代表FW矢野貴章(28)を投入して反撃に出たが、ゴールを奪えず完敗した。

 今季は得点数がリーグ・ワースト2位の「23」と得点欠乏症に泣いている状況を象徴するような敗戦。ダイナミックな突破でスタジアムを盛り上げた鈴木武も「自分が出たら前へ前へと思っていた。あとは結果。結果を残さないとチームの残留は厳しくなる。残り4試合、FWが得点して勝つしかない」と厳しい表情を浮かべていた。