ナビスコ杯決勝(11月2日、国立)に挑む浦和は31日、さいたま市内のグラウンドで練習を行った。

 1日は国立で前日練習となるため、市内での練習は決戦前最後の練習となった。紅白戦では先発組の動きが悪く、控え組に失点することも目立った。練習後にペトロビッチ監督(56)はMF柏木陽介(25)を呼び、テラスでミーティング。柏木は「『おもしろくなさそうにプレーするな』と言われた」と明かした。

 「全体でボールが回らず左サイドにかたよった。それで自分のところにあまりボールが来なかったから」と、指揮官に見抜かれたことで苦笑いを浮かべた。逆にそれは期待の裏返しでもある。

 リーグの柏戦は、ホーム、アウェーともに2得点を挙げている。「そんなにうまくいくわけない」と言うが、相手にとって脅威になるのは間違いない。