<J1:甲府0-0大分>◇第32節◇23日◇中銀スタ

 引き分け以上でJ1残留が確定する15位甲府が、18位大分と対戦した。先にチャンスをつくったのは大分。前半4分、MF宮沢正史(35)がゴール正面で右足ミドルを放ったが、クロスバーに阻まれた。対する甲府はFWパトリック(26)が23~26分にかけて計3回、ペナルティーエリア内で右足を振り抜いたが、いずれも枠外だった。その後は見せ場なく前半を0-0で折り返した。

 1万1514人が詰めかけた本拠で残留を決めたい甲府は、後半7分にMF水野晃樹(28)を投入して攻勢を強める。直後からサイド攻撃を何度か仕掛けたが、大分守備陣が体を張って防いだ。後半15分以降は互いに決定機を迎えられないまま時間が経過。スコアレスドローで、2試合を残し甲府が残留を決めた。