<天皇杯:広島1-1甲府(PK3-2)>◇準々決勝◇22日◇Eスタ

 リーグ王者の広島が、準優勝した07年度以来、6季ぶりにベスト4に進出した。白熱した一戦は、延長でも決着が付かず、1-1のままPK戦に突入。

 浦和移籍が決定的になっている日本代表GK西川周作(27)が踏ん張り、3-2でPK戦を制した。

 西川は「僕の見せ場が来たな~っ。最後にいいシュチュエーションになることを、イメージしていました。(リーグ戦で)優勝した自信が、ピッチで出た」と満足な表情を浮かべた。

 前半23分に先制ゴールを決めたエースFW佐藤寿人(31)は「できれば90分で試合を決めたかった」としながらも「マインツの岡ちゃん(岡崎)が2ゴールしたのを映像で見て、ゴールへ向かう姿勢を思い描くことができた」と話した。

 決勝進出をかけ、29日に東京・国立で行われる準決勝で東京と対戦する。