柏が10日、雪かきした。7日に鹿児島キャンプを終えて地元へ戻り、2日間のオフを挟んでの再始動日だったが、8日の記録的大雪によりグラウンドが真っ白。午前9時からの練習を、急きょ室内での筋力トレーニングに変更した。

 この日は2部練習を予定していたため、コーチ陣が総出で雪かきを開始。暖かいブラジル出身のネルシーニョ監督も、63歳の体にムチ打って?

 スコップと1輪車を手に出動。午後3時からの練習に間に合わせるべく除雪を進めた。

 約4時間かけると、ピッチの4分の1ほど芝が見える状態に。午後は予定通り屋外に出て、狭いエリアの中でボール回しなどを行った。1時間超のトレーニングを終えた後は、日本代表候補のFW工藤壮人(23)や田中順也(26)ら選手も雪かきに加わった。

 例年であれば、選手は負傷防止や体調維持のため参加しないが、数十年ぶりという記録的積雪とあって、1度はクラブハウスに入った選手も戻ってくるなど自然発生的に集まった。

 約1時間後にはピッチの半分まで除雪が進み、コーチ陣はさらに日が落ちるまで続けた。翌11日の練習も午前9時から午後2時に変更。残りの雪を除き、練習と12日の練習試合(対産能大)に備える予定だ。