鹿島は11日、本拠カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)の一般開放イベント「2014オープンスタジアム」を実施した。

 東日本大震災の発生後、約3カ月に渡って公式戦を開催できない状態に陥ったスタジアムが復旧したことを記念し、11年9月に第1回を実施。今年で4回目を迎えた。

 東北出身Jリーガーを中心に設立された復興支援団体「東北人魂を持つJ選手の会」の協力で、東北から飲食店を招いた「グルメグランプリ」を開催。岩手出身のMF小笠原は「大船渡KAIZAN」のスタッフとして、名産のサンマやホタテなどを振る舞った。「今年も被災地を回って子供たちと交流したり、募金活動を行ってきた。忘れられあいよう、これからも活動していきたい」。宮城出身のMF遠藤も「復興への道は、まだまだ足りないなあと思う。何十年も続けていかないと」と神妙だった。

 そのほか、DF中田が司会のトークイベントや、若手選手が女性グループE-girlsの衣装に身を包んで余興を披露するなど約3500人を盛り上げた。