<天皇杯:名古屋2-2清水(PK3-5)>◇準々決勝◇11日◇瑞穂陸

 名古屋はPK戦(3-5)で清水に敗れてベスト4進出はならなかった。

 後半、清水に2点を先に奪われたが、途中出場のMF小川佳純(30)が後半27分、左足でゴール。同37分にはFW永井謙佑(25)の同点ゴールが決まった。延長戦でも決着がつかずに迎えたPK戦。両チームとも危なげなく決めて迎えた4人目の名古屋MF矢田旭(23)のシュートは無情にもバーの上を越えた。「あそこで決められなかったのは僕の責任です。また切り替えてやるしかない」と声を振り絞った。

 5大会ぶりのベスト4進出を逃し西野監督は「予想以上にエスパルスがアグレッシブに入ってきた。逆にそこを狙ってはいたのですが。内容的には厳しい。全体的に(清水に)コントロールされたゲームだった」と悔しさをにじませていた。