<J1:新潟1-2鹿島>◇第31節◇2日◇デンカS

 11位新潟が本拠で痛い逆転負けを喫した。豪雨の中、3位鹿島を迎え撃って前半は圧倒した。豊富な運動量と鍛えられた連係、FW指宿のポストプレーやMFレオシルバのゲームコントロールで主導権を握る。

 何度もつくっていたチャンスが前半43分に結実する。指宿のワンタッチパスで最終ラインの裏へ抜けたFW鈴木が、相手DFをかわしてGKと1対1に。冷静に左足でボールを浮かせてゴール右へ流し込んだ。8月16日の大宮戦(2-1)以来11戦ぶりの今季3点目。「前半は圧倒できていたし、2、3点は取れた内容」と結果を出した。

 しかし後半40分、流れるような連係でGKと1対1になったMFレオシルバがゴール上に外してしまうと、流れが相手に渡る。その1分後に逆転弾を許し、主将のDF大井は「残念です。前半はいいゲームができたんですが(後半7分に)相手が2枚代えてきた。前線でキープできる選手が増えたので、対応が苦しくなってしまった」と敗因を分析した。連勝ならず、チームは12位に後退した。