日本代表の鹿島DF内田篤人(19)が20歳の顔になる。週刊誌AERAの表紙を飾ることが4日、分かった。5月に創刊20周年を迎えるにあたり、日本代表でレギュラーに定着し、3月27日に20歳となる内田が今をときめく「顔」として選ばれた。取材依頼を受けて日程を調整中で、5月以降の発売号で登場することになりそうだ。

 AERAはスポーツ選手に限らず、政治家、芸能人、文化人など広範囲のジャンルから表紙の人物を選出してきた。創刊以来、写真家の坂田栄一郎氏だけが表紙を撮影するなど強いこだわりがあり、そのステータスは広く認知されている。「表紙になるのは一線で活躍し、フレッシュな感じで元気のある人。これから(ブレークが)来ますという意味も込めている」(同編集部)。A代表で活躍する前から注目されており、1月1日の天皇杯決勝広島戦で先制弾を挙げたことが最大の決め手になった。

 これまで1096冊を発刊してきたが、サッカー関係者が表紙になったのは17人。中田英寿、カズら一流選手をはじめ、FIFAのブラッター会長も登場した。20歳の内田は21歳で登場した川口の最年少記録を更新する。もっとも当の本人は「AERAを知らない(笑い)。でもオレなんかでいいの?

 後は身を委ねるだけです」と自然体だった。