<J2:C大阪1-3山形>◇第2節◇15日◇長居

 C大阪が山形に1-3で敗れ、ホーム開幕戦を落とした。前半29分、FW古橋達弥(27)が今季初ゴールとなる同点弾を決めたが、その後2失点。腰痛で出遅れていたU-23日本代表のFW森島康仁(20)が途中から今季初出場したが、結果には結びつかなかった。

 デカモリシが完全復活への第一歩を踏んだ。2点を追う後半23分、FWカレカに代わって今季初出場。後半35分にはDF柳沢の右クロスに「通天閣ヘッド」で合わせる。GKチャージと判定されたが、U-23日本代表の江尻コーチが視察した中、迫力あるプレーを連発した。

 1-3で完敗したが、デカモリシの復調はC大阪にとって明るい材料だ。「負けることもある。この敗戦を引きずらないようにしたい」と前向きに話した。練習試合を含めると17日ぶりの実戦復帰。2月の高知合宿中に腰痛を発症し、9日の開幕水戸戦出場を回避したが、懸命なリハビリでほぼ完治。くしカツの食べ歩きも控え、高タンパク低カロリーの食事を心がけた。

 今季の目標はC大阪のJ1復帰と北京五輪出場だ。U-23代表の27日アンゴラA代表戦(国立)に関しては「意識しない。まずはチームで結果を残すことが大事」と足もとを見つめ直した。デカモリシが反撃態勢に入った。【奈島宏樹】