J2水戸の宮田裕司社長(48)が飲酒運転をしていたことが29日、分かった。28日に開かれた役員会で、自ら報告して謝罪。社長退任を求める声もあったが、役員会の決定で減給処分が下されたという。関係者によると、宮田社長は昨年8月10日に水戸市内で行われたクラブスタッフとの懇親会の後、周囲の制止を振り切って自らの運転で帰宅。途中で車の前部をぶつけて破損させているという。

 宮田社長はこの日の横浜FC戦後に「今は何もいえない。4月中にはあらためて会見したい」と言葉を濁したが、Jクラブトップの行動だけに社会的にも影響が大きい。さらに、昨年8月の事が今ごろ公になることも問題だ。役員会では「Jリーグには報告済み」と話したとされるが、Jリーグ関係者はこの日「何も聞いていない」と否定。今年2月にJ2仙台の4選手がキャンプ地で酒に酔って車を破損させ、リーグは処罰を下したばかり。水戸フロントに激震が走るのは避けられそうにない。