千葉の「阿部2世」が、16日のナビスコ杯札幌戦(フクアリ)で公式戦デビューする。高卒ルーキーMF益山司(18)が、右サイドバックでプロ初出場することが14日、決まった。クゼ監督は「次は益山を使う」と明言。この日の30分間の紅白戦ではレギュラー組でフル出場した。

 体勢を低くして足を伸ばしてボールを奪うしぐさが、昨季浦和へ移籍した日本代表MF阿部にそっくりだ。本職はボランチだが、今回はチームの都合で右サイドでの出場となる。「与えられたポジションで結果を残すのがプロです」。プロに通用する体をつくるため筋トレに励み、4キロ増やし72キロになった。阿部以上の成功を目指し、正確なキックを前面に出し、チーム勝利に貢献する。