<J1:京都1-0札幌>◇第10節◇3日◇西京極
コンサドーレ札幌は、同じ今季J1昇格組の京都に0-1で敗れ、今季初の3連敗となった。シュート数4本対20本という一方的な展開で、決定機さえ作れない完敗。10試合を終え2勝1分け7敗の17位と、低迷から抜け出せない。FWダビ(24)が出場停止明けで戦列復帰する次節6日のホーム東京V戦で、何としても連敗を食い止めたいところだ。
敗戦後、アウェー側スタンドにあいさつする札幌イレブンへの拍手はまばらだった。温かいことで知られる札幌サポーターでも見放す不完全燃焼の試合。三浦監督も「前半は今季で一番悪い内容だった」と顔をこわばらせた。
まずゲームプランで負けた。札幌の高いDFラインに、京都は徹底したアーリークロスで対応した。DF裏に走り込むFW柳沢、林めがけて放り込まれるクロスに札幌のDFラインはずるずる下がり、中盤が間延びする悪循環。計6失点で連敗した開幕2戦と同じ〝ズルズル病〟再発に、DF坪内は「セカンドボールも拾われバタバタしてしまった」と肩を落とした。
層の厚さも負けた。札幌はダビ不在だったが、京都も主力のFW田原が出場停止、パウリーニョをケガで欠く緊急布陣。それでも4戦ぶり先発のFWアタリバが前半20分に決勝弾をたたき込んだのに対し、前節浦和と打ち合いを演じた札幌攻撃陣はうそのように沈黙した。
暑さにも負けた。この日の京都は31度。三浦監督は「お互いさま」と敗因にはしなかったが、前半32分にはDF池内のトラップミスからボールを奪われ、ゴール前に決定的なパスを通された。GK高木はフリーの柳沢をファウルで止めるのがやっと。シジクレイがPKを外し事なきを得たが、札幌では盛夏の気温は想像以上にイレブンの集中力を奪っていた。
10試合を終え2勝1分け7敗、勝ち点7の17位。三浦監督が開幕前に想定した「10戦5敗」ペースにはほど遠い。次節6日の相手東京Vはこの日、横浜を下し、勝ち点を2ケタの11に乗せた。降格圏脱出へ、次節こそ同じ今季昇格組には負けられない。【永野高輔】



