<J1:大分2-0浦和>◇第16節◇12日◇九石ド

 前田もサプライズ五輪?

 大分が、北京五輪世代の活躍で首位浦和に2-0で完勝し、暫定6位に浮上した。前半10分、元U-20日本代表で北京五輪世代のFW前田が、公式戦3試合連続となるヘディングシュートを決め先制。「今ノリにノッている前田くんが早い時間に決めてくれて精神的に楽になった」。明日14日に正式発表を待つ北京五輪代表候補のGK西川も絶賛の千金弾だった。

 相手は、05年から2勝1分けとホームでは相性がよかった浦和だが、FW高原やDF闘莉王、阿部ら日本代表クラスを擁するタレント軍団。だが、浦和の鼻先をへし折る前田のゴールに「先取点を取れて有利な展開に持っていけたし、守備でも集中することができて勝ちを引き寄せることができた」とシャムスカ監督は絶賛した。

 U-20日本代表として西川と05年のワールドユースに出場した前田だが、06、07年はそれぞれシーズン1得点と低迷。それが、今月2日のナビスコ杯東京戦から3連発と大爆発だ。ゴール後も前歯1本がかけるほど前線で体を張り、浦和にペースを傾きかけるのを阻止した立役者は「やっとホーム(大分)で得点できて気持ちよかった」と、口元を抑えながら喜んだ。

 広島時代から前田がゴールを決めた公式戦は11戦無敗。チームもこれでホーム5連勝。ホームの浦和戦も05年から無敗となった。「前田くんもずっと代表で一緒だったので、サプライスで呼ばれればいいのに」。そう西川が口にするほど、今の前田は何かやってくれそうな雰囲気が漂っている。【村田義治】