磐田の新外国人MFロドリゴ(27)が、国際移籍証明書の到着遅れで、20日の大分戦(九石ド)に出場できなくなった。選手登録が間に合わなかったのは、昨季のMFエンリケに続き2年連続。再び不運に見舞われた。

 またも、間に合わなかった。大分戦を目指して調整してきたロドリゴだが、保有権を持つフランスリーグ2部アジャクシオから国際移籍証明書が届かなかった。「そこ(大分戦)に出場することを目標に今まで頑張ってきたから、ちょっと残念」。選手登録が間に合わず、デビュー戦が遅れたことを悔しがった。

 昨季のエンリケと同じケースだった。エンリケは昨年8月2日に来日して、同11日の神戸戦出場を目指していた。だが、ブラジル協会から移籍証明書の到着が遅れて、同15日東京戦も含めて2試合も出場機会を逃していた。2年続けて、不運に見舞われてしまった。

 ただ、17日の名古屋戦では上田、成岡の両ボランチが奮闘して今季2度目の2連勝を飾るなど、チームは上昇ムード。内山監督は残念がりながらも「あと1週間、もう少し(体調を)上げられるということ」と前向きにとらえた。ロドリゴ自身「まだ、体が完全に出来上がったわけではない。もう1週間できたので、良い状態で合わせられるようにしたい」と切り替えた。ホームの26日東京V戦を目指して、仕上げていく。【今村健人】