名古屋劇勝!小川ロスタイムV弾/J1
<J1:名古屋2-1神戸>◇第21節◇16日◇ホムスタ
ピクシー名古屋がMF小川佳純(23)の2得点で、神戸を2-1で下した。決定機を逃し続け、痛恨のドロー濃厚の後半ロスタイムに小川がこの日2点目となる決勝ゴール。ともに勝利をおさめた首位鹿島、2位浦和との勝ち点差が開く、痛い痛いドロー劇を寸前で勝ちに替える激勝だった。次節は23日、J創設以来未勝利の鬼門中の鬼門・カシマで首位鹿島と対戦する。
ピクシーが口を酸っぱくして言い続けた「決定力」が最後の最後で、チームを救った。後半36分に追い付かれ、手にしかけた勝ち点3が1なりかけた終了間際。MF小川がボレーで決勝弾。引き分けていれば、負け同然の痛いドロー劇を背番号29が救った。
立ち上がりからほとんど、名古屋ペースだった。前半13分、出場停止明けで帰ってきた小川がまず先制弾。普段から「隊長」と慕う兄貴分、FW玉田からのパスをキッチリ決めた。左サイドをDF阿部~玉田で崩し、ドリブル突破した玉田がグラウンダーのマイナスのパス。球足は強かったが、走り込んで技術の高さを証明する見事なシュート。主導権を握った。
しかし、ここから課題がピッチ上で表面化。試合を決める2点目が奪えない。そしてまさかの同点に。4-0大勝した7月21日大宮戦(瑞穂陸)を最後に、前節までナビスコ杯含め公式戦3試合で得点1、1、0。先制点以降は前半1度、後半4度の決定機を外し、この日も得点は1どまりかと、思われた瞬間に生まれた小川の2点目。時計は後半47分を指していた。
神戸とは今季ナビスコ杯予選リーグも同組で、前回のリーグでの対戦も含め2勝1分けと、比較的相性が良かった。ストイコビッチ監督は「神戸には守備をしにいく訳ではない。相手を1つ上回るゴールを決めたい」と、お気に入りの言い回しで選手を鼓舞して乗り込んだ。劇的勝利で鬼門カシマを前に、勢いを得た。
[2008年8月17日11時2分 紙面から]
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