J2山形が、超攻撃的布陣で甲府の壁を破る。21日の紅白戦で、今季10得点のFW長谷川悠(21)を左MFに据え、北京五輪代表の豊田陽平(23)と快足のリチェーリ(21)が2トップを組むシステムを試した。23日の甲府戦では長谷川&豊田の先発2トップが濃厚だが、得点できない場面を想定。紅白戦の後半からリチェーリを加えFW3人でゴール前に迫った。

 「もう少しバリエーションが欲しかった。長谷川は器用だからサイドでボールが収まる」と小林監督は説明。長谷川は昨年、柏でMFを経験済みで「MFなら右も左もできる。違和感はない」と話した。今季の甲府戦2試合はともに無得点で1敗1分け。今季2度目の5連勝を目指し、FW陣がフル回転する。