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静岡県選抜の意地銅メダル/少年サッカー

銅メダルを胸に笑顔の静岡県選抜イレブン
銅メダルを胸に笑顔の静岡県選抜イレブン

<静岡世界少年サッカー:静岡県選抜2-1名古屋U-12>◇24日◇エコパスタジアムほか◇準決勝、決勝ほか

 静岡県選抜が、3位決定戦で名古屋U-12を2-1で下し、県勢3年ぶりの銅メダルを獲得した。準決勝では、パチューカに0-2で敗れたが、敗戦を感じさせない内容で勝利を勝ち取った。また、決勝ではパチューカがサンパウロを下し、連覇を飾った。

 表彰式で首にかけられた銅メダルを見つめ、静岡県選抜イレブンはにっこりと笑った。会場からは健闘をたたえる拍手が送られ、DF高部佳樹主将(6年)は「優勝はできなかったけど、1戦1戦全員が、全力で戦ってきた結果」と胸を張った。

 午前中に行われた準決勝でパチューカに敗れ、優勝は逃した。迎えた3位決定戦-。負けるわけにはいかなかった。前半20分にFW杉本頼(6年)のゴールで先制。ハーフタイムには全員が円陣を組んで「メダルを取ろう」と誓い合った。後半7分には、FW北川航也(6年)が追加点を挙げた。後半10分に失点したが、「県選抜」としての意地で、同点ゴールは最後まで許さなかった。

 頂点には立つことができなかったが、牧野安正監督(35)は「疲れがある中で気持ちを出して、身を投げ出していた。きっとこの子たちの勝ちたい気持ちが相手より強かったんだと思います」。試合中、厳しい指示を飛ばしていた指揮官が、最後は選手を握手で出迎えた。

 世界の強豪を相手に感じた大きな壁。それと同時に得た物も大きかった。指揮官は「非常に良い経験だった。子供たちもそれを感じ取ってもらえたと思う」。北川も「世界にはすごいチーム、選手がいることを知った。もっと頑張らないと」と目を輝かせた。全力で世界に立ち向かったイレブンは、銅メダル以上の光輝く“宝物”を得た。【前田和哉】

 [2008年8月25日11時57分 紙面から]


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