<なでしこリーグ・オールスター戦:EAST2-2WEST>◇8月31日◇東京・西が丘サッカー場

 なでしこリーグに、北京五輪4位の「なでしこジャパン」効果が表れた。同リーグのオールスターが東京・西が丘サッカー場で行われ、昨年の1・5倍にあたる5485人の観衆が詰めかけた。五輪代表13人にとっての「凱旋(がいせん)試合」。2-2で引き分けて、MVPに輝いたEASTのMF沢(日テレ)は「たくさんの人に見てもらえて、うれしい」と笑顔で話した。

 リーグ戦再開は1週間後の9月7日。試合を視察した日本代表の佐々木監督は「リーグ戦にもお客さんが入ってくれれば、女子サッカーも盛り上がる」と期待する。なでしこジャパンの活動は今年いっぱいなく、代表選手たちはリーグに専念。

 再開前日の6日に30歳の誕生日を迎える沢は「女子サッカーにとって、これからが本当に大事。休む間もなく試合だけれど、責任をもってプレーしたい」と厳しい口調で話した。