21日に行われる大宮-浦和の「さいたまダービー」が、Jでは初の「実況&解説なし」でテレビ中継されることが3日、分かった。独占生中継するスカパーの新たな試みで、スタジアムの臨場感を優先するのが狙い。映像は通常通りだが、音声はサポーターの応援とピッチ上の選手の声、主審の笛くらい。放送開始時間も同局で初めてキックオフ70分前と、応援合戦からたっぷり生中継する。試合終了後の両軍監督インタビューは通常の「中継モード」に戻る。

 昨季埼玉スタジアムでの2試合で8万を集めた同カードだが、今回は1万5000人収容のNACK5スタジアムでの開催で、6日のチケット一般販売で即完売は必至。パブリックビューイングも実施される異例の事態に、スカパー関係者は「会場に来られないファンのためにも、J屈指の応援の臨場感を家でも味わってもらえたら」と、話している。