<ナビスコ杯:(4)清水3-2G大阪(3)>◇準決勝第2戦◇7日◇万博※カッコ内は2戦合計得点

 G大阪の2連覇の夢があっけなく散った。清水との準決勝第2戦は2-3で敗れ、2戦合計3-4で敗退した。前半11分にFWロニー(31)の移籍初ゴールで同点としたが、後半開始直後に連続失点。公式戦9試合白星なしで、ついにクラブワースト記録となった。大分は名古屋を1-0で破り、2戦合計2-1で初の決勝進出。清水は12年ぶり4度目の進出で、両者は11月1日の決勝に臨む。

 昨年王者の面影はどこにもなかった。G大阪が4強で敗退した。ロニーが横浜から移籍初得点を決めて2戦合計タイに持ち込んだが、後が続かない。後半の2失点で完全に力負けした。西野監督は「非常に残念です」と2度言った。7月26日大分戦の負けから公式戦9試合白星なし。クラブワーストの不名誉な記録でもあった。

 選手層の薄さが浮き彫りになった。出場停止だったDF山口の代役を福元が務めたが、ベンチにはセンターバックの控えがいなかった。3失点した後半途中からは、ボランチの明神が最終ラインに入る急造布陣。西野監督は「そうせざるを得なかった。戦力的に足りない」と苦悩の表情だ。

 攻撃は迫力を欠き、守備はここ一番でミスを犯す。DF加地は「本当に危機感を持ってやらないと、J2に落ちてもおかしくない」とまで言った。13日にはリーグで勝ち点8差をつけられた首位名古屋と対戦する。負ければ、こちらもV奪還が絶望的となる。泥沼から抜け出せる兆しが、今はない。【北村泰彦】