<J1:横浜1-0大分>◇第27節◇27日◇日産ス

 大分はわずか4日で暫定首位から陥落した。1点を追う後半26分に右ひざ前十字じん帯損傷で離脱していたMF家長を今季初投入したが、直後に審判の判定に激高したシャムスカ監督(42)が、ペットボトルを蹴って初の退席処分を受けるなど反撃ムードが途絶えた。リーグ14試合、ナビスコ杯を含む公式戦では18試合ぶりの黒星で、28日に浦和と対戦する名古屋に勝ち点、得失点差で並んだが、総得点差で暫定首位の座を明け渡した。

 シャムスカ監督に代わって会見したマルセロ・コーチは「家長には中盤でつなぎ役を期待したが、横浜の守りが後ろに引いたため攻撃的システムが機能しなかった」。次節の川崎F戦(等々力)は監督不在となる。主将の高松は「ベンチに監督はいないが、サッカーはグラウンドの上でやるもの。連敗しないことが大事」と、メンタル面の切り替えを強調した。