<天皇杯:横浜2-2(PK6-5)浦和>◇5回戦◇15日◇丸亀

 浦和が02年以来、6年ぶりとなる無冠の危機に陥った。代表勢4人が抜け、MF細貝も出場停止で欠き、ベストには程遠いメンバー。8日札幌戦で試した4-3-3布陣で臨んだが、エンゲルス監督の指示不足で守備が甘く、開始20分間で2失点した。1-2で迎えた後半開始から4-4-2布陣に変更。マークを徹底し同点に追いついたが、DF坪井は「あの時点で2失点すると非常に難しくなる」と振り返った。

 来季ACL出場権を得られる天皇杯制覇を厳命されていたエンゲルス監督も「非常に残念な結果」とガックリ。残すは現在2位のリーグしかない。藤口社長は「(同出場権を得られる)リーグ3位以内はマスト(=絶対)だよね」と顔をこわばらせた。