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清水、延長の末鹿島下し8強入り/天皇杯

前半17分、ゴールを決め歓喜を爆発させる兵藤(撮影・水谷安孝)
前半17分、ゴールを決め歓喜を爆発させる兵藤(撮影・水谷安孝)

<天皇杯:清水4-3鹿島>◇5回戦◇15日◇カシマ

 清水は延長の末、4-3で前回覇者の鹿島を下し8強入りした。1-2で迎えた後半35分、MF山本真希(21)の同点弾で延長に突入。延長前半14分にMF枝村匠馬(22)が勝ち越しゴールを決め、同後半9分に追いつかれたが、同後半残り1分でFW原一樹(23)が決勝点を決めた。カシマスタジアムでは02年3月以来、2443日ぶりとなる勝利で、12月20日の準々決勝(東京戦)へ駒を進めた。

 120分間の死闘の終わりを告げるホイッスルがなった。イレブンは、ピッチでハイタッチを繰り返した。ベンチの選手も一斉に立ち上がり、勝利を喜んだ。長谷川監督は、両手でこん身のガッツポーズを見せた。「選手がよく戦ってくれた。これで、チームが1つになって戦える」と勝利の喜びを噛みしめた。

 W杯予選でFW岡崎、DF高木和が不在。この日、先発予定だったDF岩下も14日の前日練習で、右肩を負傷し欠場を余儀なくされた。苦しいチーム事情の中、全員でつかんだ価値ある1勝だった。

 延長に突入する前に、チームの団結力が如実に現れた。控え選手が自ら進んで、出場選手のストレッチを手助けした。MFマルコス・パウロはMF伊東を、DF辻尾はDF市川を、MF本田拓はMF枝村を…。長谷川監督も、選手1人1人に歩み寄り声をかけた。最後は、チームスタッフ全員が輪になり、円陣を組んだ。決勝点を決めたFW原は「みんなが、120分間、応援してくれた。その気持ちに応えたかった。チーム、サポーター、みんなでつかんだ勝利です」と満面の笑みを見せた。

 長谷川監督は「これで、ナビスコ杯敗戦のモヤモヤは一掃できた。11・1(ナビスコ杯決勝)のリベンジは1・1(天皇杯決勝)で果たす。全員で勝負していきたい」と力強く話した。勢いを取り戻した清水が、再び頂点に向けて走りだした。【為田聡史】

 [2008年11月16日13時28分 紙面から]


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