今季限りで引退するJ2C大阪の元日本代表MF森島寛晃(36)が、リーグ最終戦の12月6日愛媛戦(長居)でベンチ入りすることが18日、濃厚になった。先発した昨年3月31日の札幌戦(室蘭)以来、616日ぶりのリーグ戦で花道を飾ることになりそうだ。

 クラブは来年2月予定のプレシーズンマッチを森島の引退試合とするよう調整を進める一方、本人が「1分だけでもいい。最後はピッチで終わりたい」と、出場を希望していることを考慮した。原因不明の首痛に苦しみ、まだ全体練習に参加できていない森島が全盛期のプレーができるとは考えにくいが、クラブ幹部は「森島の勝利への執念はプラスになる。あくまで戦力」と話し、今後、体調が悪化しない限りメンバー入りさせる方針を明かした。