J2に降格する東京Vの経営パートーナー探しは、越年が確実となった。24日、東京・稲城市のクラブハウスで今年最後となる役員会が行われたが、進展した話は報告されなかった。萩原敏雄会長は「依然として複数の企業と話をさせて頂いている段階。まだ落ち着かない日々は続くのでは」と説明した。

 元日本代表MF中田英寿氏が所属し、大株主でもあるサニーサイドアップとの交渉については「続けさせていただいています」と語った。また、同会長は経営パートナーに求める点について「現状では、どう切り詰めても収支のバランスが整わない。新しい事業を展開していただき、それによって赤字を減らしてほしい」と話していた。