日本代表の東京DF長友佑都(22)が、3月7日のJリーグ開幕新潟戦に出場できない恐れが出てきた。長友は24日、オフ明けのチーム練習参加を見合わせ、関係者の運転する乗用車で病院に赴いた。「若干痛みがあるので。あくまで念のため。そんなにひどいケガじゃないと思います」。だが精密検査の結果は、右ひざ半月板損傷だった。

 22日のプレシーズンマッチ札幌戦の終盤、左足クロスを上げた際に、強くひねった軸足のひざに違和感を覚えた。クラブは全治を発表せず、チーム関係者は「とりあえず、今月いっぱいは別メニュー調整になると思います」とだけ話した。

 たとえ全体練習に復帰できたとしても、ベストコンディションで新潟戦に臨むのは、非常に難しい。城福監督は「大事をとって検査に行かせる。代表も含めてハードにやってきたので、疲れから来るものなのか、しっかりチェックさせたい」と話した。

 回復に時間がかかるようであれば、3月28日のW杯最終予選バーレーン戦でのプレーにも、影響が出てくる。不動のサイドバックが本調子でないとなれば、日本代表岡田監督の構想も、大きく狂うことになりそうだ。