J2湘南の反町康治監督(44)が1日、横浜FCの練習場に現れた。黒いコートに黒い帽子で、コーチ陣とともにJFLソニー仙台との練習試合を視察。「近いから来ただけだよ」と言いながら、開幕戦(8日)の対戦相手を熱心にチェックした。監督自らがライバルの練習場に足を運ぶのは異例。「情報がないから。別になくてもいいんだけどね。印象?

 Jリーグのチームだから強いね」と、核心には触れない「おとぼけ発言」を連発していた。

 一方、直前に連絡を受けた横浜FCの樋口靖洋監督(47)は淡々。「非公開なら断るけれど、通りすがりの人に『見るな』とは言えないでしょ」と苦笑いした。反町監督が「隠していることもあるだろうし」と話したと聞くと「たくさんあると書いておいて」と逆襲。「うちも情報は集めるけれど、中途半端だと選手が混乱するだけ」と、反町監督を意識するように話した。