Jリーグの鬼武健二チェアマン(69)が15日、「秋春シーズン制」移行にあらためて難色を示した。広島-大宮戦(広島ビ)を視察後、前日14日、山形開催の山形-名古屋戦を引き合いに出して「大雪が降って大変だったね。山形は慣れているから良いけど、名古屋は厳しかったのではないか。パスも沈むし。この時期は風も強いし、ヒーターを入れるなど、スタジアムの環境整備も必要」。春先でも集客やプレーに影響を及ぼす寒さがあることを訴えた。秋春制移行を主張する日本協会・犬飼基昭会長(66)との議論が平行線をたどる中、鬼武チェアマンは「プロジェクトの進行具合?

 まだまだ。秋春シーズン制はしない方向で固まっているから」と話していた。