J1山形の小林伸二監督(48)が28日、ベンチ入りメンバー18人を頻繁に入れ替えて、今後のリーグ戦に臨むプランを示唆した。定位置争いを激化させ、選手層に厚みをつけるのが狙いだ。「選手の『J1(の試合)に出られる』という気持ちを、うまく利用してチームを伸ばしたい」と、指揮官はニヤリと笑った。

 21日の東京戦から先発を3人変更して臨んだ、25日のナビスコ杯京都戦で3-1の勝利。今季初先発したDF園田、小林らの名前を挙げ同監督は「誰が(リーグ戦に)出てもいい。チームに競争が生まれた」と喜ぶ一方で、チーム全体の成長はまだ不十分―ととらえた。4月29日から7日間で3試合を乗り切る力を、競争による底上げでまかなう考えだ。